【浦和の店長】新店店長へのインタビュー
北浦和のタイ料理人気店『ウアムファン』、内呂菜穂子店長へのロングインタビュー
(左)内呂菜穂子店長 (右)ご主人でシェフのチャンウイット氏
開店直前の厨房で撮影させていただきました♪ お二人で「ワイ」ポーズ^^
“サワディカッ(サワディクラッ)!”
今回ご紹介する「新店」さんは、
2018年10月に移転リニューアルオープンされたタイ料理の『タイキッチン ウアムファン』さん。
内呂菜穂子(うちろなほこ)店長様にインタビューさせていただきました。
北浦和の誇るタイ料理の人気店・・・
その秘密に少しでも近づけるでしょうか??
楽しみです♪
今回は大きく以下の5点についてインタビューさせていただきました。
4. 北浦和という場所を選んだ理由や北浦和の人や町に対する印象
では、さっそく参りましょう!
〔カオマンガイ〕
〔パッタイ〕
〔海鮮雑炊〕
まいぷれ浦和(以下、「まいぷれ」): 内呂店長、こんにちは!それでは、インタビューへと入らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
内呂店長: よろしくお願いします(笑)
まいぷれ: さっそくですが、『ウアムファン』さんとはどのようなお店か「お店の自己紹介」をお願いできますでしょうか?
内呂店長: はい。うちは「伝統的なタイ料理」を日本人の舌に合うようにして提供させていただいているタイ料理店です。
まいぷれ: 「伝統的なタイ料理」なんですね?
内呂店長: ええ。そこにはこだわって、例えば無理に創作料理・・・タイ風のパスタですとか、タイ風の〇〇ですとかそういった料理はお出ししていません。
タイの家庭で昔からだされるような伝統料理ですね。
ハーブも生にこだわって専門農家さんから新鮮なタイハーブを仕入れています。
ただ、タイ料理の辛さですとか、ハーブの香りなどで日本人の方がちょっと苦手としているような部分に関しては、日本人の方の口にも合うように調整はしています。
まいぷれ: ありがとうございます。料理への強いこだわり感じますが、その中でもおすすめ料理はなんでしょうか?
内呂店長: 全部です(断言)!
まいぷれ: はい。。それはそうですよね(笑)
内呂店長: 全部なんですけど(笑)、うちに来て一度は食べて頂きたいというのは『トムヤムクン』ですね。
まいぷれ: 『トムヤムクン』ですか?タイ料理の中でもメジャーな料理かと思いますが、『ウアムファン』さんの『トムヤムクン』は何か特徴があるのでしょうか?
内呂店長: ええ、実はうちの『トムヤムクン』は、これで「経営革新計画」も通ったもので、『唯一無二のトムヤムクン』というコース料理(※)なんですけど、
中の具材をお客様が選べたり、唐辛子の量なども選べて好きな辛さにすることでお客様が好きにカスタマイズして食べられるようになっています。
もちろん、味付け自体はうちでつくったものをベースにしていますよ(笑)
まいぷれ: 自分好みに選べるのはよいですね。何度か来店していろいろなパターンも楽しめそうです。
そういえば、今更なんですけど店名の『ウアムファン』とはどのような意味なのでしょうか?
内呂店長: タイ語で「夢をつかむ!」という意味なんです。
うちの主人が店のシェフでタイ出身なんですけど、その主人の「子供のころからの人生のテーマ」なんですよ(笑)
「ウアム」が「つかむ」で、「ファン」が「夢」という意味ですね。
まいぷれ: そうなんですね! 素敵な店名ですね。まさに、現在進行形で夢をつかまれている最中ですよね?
内呂店長: まだまだ頑張ります(笑)
※コース料理は要予約ですので、事前にお電話してください。
カウンターの上には日本時間とタイ時間の壁掛け時計が !
ちょうど、2時間差ですね ♪
まいぷれ: もともと2013年にオープンされたと伺っていますが、開業されようと思った理由など伺ってもよろしいでしょうか?
内呂店長: はい。主人と私は主人が日本に留学してきた学生時代に知り合ったんですけど、それはあくまで普通の大学・・・ 国際関係の学部で料理とは関係なかったんです。
そのころから主人は料理が好きで、ボランティア的にお祭りですとか近くの学校ですとかいろいろなところでタイ料理をつくっていたりはしたんですけど、それは趣味の域をでないでいて、卒業後は主人も私も飲食とは関係のない仕事に就きました。
ですけど、そのうち主人の意識に変化がでてきて、「単に料理をつくることが好き」というだけでなく「料理を仕事としていきたい」と考え始めたんですね。
そして、一番の大きな理由は私の父が遺書で書き残していたからということがあります。
まいぷれ: 内呂店長のお父様のご遺志ですか?
内呂店長: ええ。父は昔の人というか食などに関していわゆる珍しいものとか好きな人ではなかったんです。
その父が、主人がつくるタイ料理だけはとても好きで。
親戚とかが集まると、父が毎回主人にタイ料理をつくれつくれ!と言っていましたね。
その父が亡くなった時、遺書に「タイ料理を仕事にするべきだ」って書いてあったんですよ。
主人も「料理を仕事にしたい」と考え始めていましたし、チャレンジさせてあげたくなったっていうのが理由ですね。
まいぷれ: 料理に関して保守的だったお父様が唸るほどの味。そしてご主人様も「タイ料理を仕事にしたい」と考えるようになっていた、ということですね。さらに、お父様が背中をおしてくれた、と・・・
内呂店長: そうですね。
まいぷれ: ありがとうございます。
入り口から入って両側にテーブル席、奥にカウンター席があります
まいぷれ: ちょっと話は逸れますが、開業当初からお店は順調だったのでしょうか?
もともとそれだけ料理上手のご主人がいらっしゃったのだから、最初から人気店だったのかどうか気になります。
内呂店長: 全然(笑)!ほんと2年くらいは全然でしたね(笑)
父が亡くなったのが2012年の10月、そのちょうど1年後の2013年10月にオープンしましたが最初の2年間は本当に全然でした(笑)
まいぷれ: そうなんですか!?意外に感じますね。
内呂店長: 移転前のお店にもいらしてくださったからわかると思うんですけど、あまり目立たない場所で開業したんです。本当にお客様がいらっしゃらなくて(笑)
まいぷれ: それが今のような人気店になられたのには何かきっかけがあったのでしょうか?
内呂店長: ・・・特にきっかけみたいなものはなかったですね。
「本当に、本当に」勇気をもって店に入ってきて下さったお客様が、ちょっとずつ近所で他の方に伝えてくださったりとかで、次第にという感じでした。
その間にも、お客様からもいろいろ貴重なお叱りや励ましのお言葉を頂いたりしながらです(笑)
まいぷれ: お叱りですか(笑)?
内呂店長: ええ。なにしろ私たちはやる気はあったんですけど、飲食店の経験はなかったので・・・(笑)
やる気が空回りしていたというか・・・
「でてくるのが遅い!」とか言われましたよ。
そこで、、色々と他のお店を見に行くようになりました。
タイ料理店に限らずですが、他のお店に行って「どういう仕込みをしているのかなぁ、とか、どういう風に準備しているのかなぁ、とか。。
今じゃ、ただの食べ歩きが趣味の人になっちゃいましたけど(笑)
まいぷれ: なるほど(笑)
味に定評があったことに加え、日々の努力の積み重ねで現在のお店になられたわけですね!
入り口側には大きな窓があります
道を挟んだ向こう側はクイーンズ伊勢丹さんです
まいぷれ: 昨年10月に現在の場所に移ってリニューアルされましたが、これはなにか理由や背景があるのでしょうか?
内呂店長: 建物の取り壊しが決まったんです(笑)
去年の4月に、「取り壊しが決まったので10月には出ていってください」と言われて・・・
まいぷれ: えっ!?そうだったんですか? それは大変だったのでは?
内呂店長: ええ。それからすぐに場所を探しはじめましたね。
北浦和って個人のお店がはいれるようなテナントってなかなか空かないんですよ。
それが、たまたまこの場所が見つかって。大きさ的にも丁度良い大きさでしたし。
良いところが空いてくれて本当に良かったです(笑)
まいぷれ: 実際に今の場所に移られてどうでしたか? 移転されてよかったとかはありました?
内呂店長: そうですね。取り壊しの話を聞いたときは、ほんっとうに・・・頭痛かったんですけど(笑)
ここは、クイーンズ伊勢丹さんのすぐ裏ですし、バス停も近くにあって人通り多いですからね。
入口の窓も大きくて、外を歩いている方がそこからちょっと中を覗いて入店してくれたりとかも(笑)
結果的には、この場所に移ってこられてよかったですね。
シーリングファンと絵画がタイの雰囲気を醸し出してくれています
まいぷれ: ところで、北浦和に出店された理由は何かあるのでしょうか? 地元であったとか?
内呂店長: 自宅は東川口なんですよ。
そこから通えるところで、あとはタイ料理店がそれまで無いところに出したかったというのはあります。
あとは、先ほど言った「経営革新計画」の絡みもあったので、住んでいる埼玉県で、、というのはありました。
まいぷれ: ということは、開業を決めた後に県内のいろいろな場所を見てまわったということでしょうか?
内呂店長: ええ。あちこち見て回りましたね。東川口はすでにタイ料理店さんあったので・・・
北浦和は実は最初は候補に考えていなかったんですよ。
それが、最初に駅を降りた時にピンときました! 「あっ、この町でやりたい!」って。
まいぷれ: おお~、、北浦和のなにがそこまで??
内呂店長: 「回転重視ではなく、ゆっくり食べてもらえるようなお店をつくりたい」という気持ちは最初から持っていました。
その想いにひっかかる何かを北浦和に感じたというか(笑)
まいぷれ: なるほど(笑) 北浦和でならば、回転重視でないお店ができるという直感があったんですね!
実際に、北浦和にオープンしてみていかがでした? お客さまの印象ですとか、町の印象ですとか?
内呂店長: 最初の直感は間違っていなかった! ・・・と思いました(笑)
私たちは食材にこだわって料理をお出ししていますけど、それをわかって料理の質を吟味してくれる、
食の質にこだわりを持っている方が多いと感じています。
すぐそこにクイーンズ伊勢丹さんがありますよね。
比較的、こだわった食品とかを置かれているスーパーさんだと思うんですけど、
そういったお店へのニーズがあるのも北浦和の土地柄なのかな、、と。
あと、気持ち的にも余裕のある方が多い気がします。
一度うちに来てくれた方が、私たちを長い目でみてくれるというか、応援してくれるんですよ。
一度来店して、そのあとも続けてきてくれて、良い信頼関係を築けて行けているのは感じます。
良いお客様であり、良いご近所さんであり・・・と。
もちろん、すべてのお客様がどこから来られているかはわからないですし、私たちも全てのお客様に精いっぱいのおもてなしはしていますよ(笑)
店内の上半分は白基調、下半分は木目基調とおしゃれな店内です
まいぷれ: ありがとうございます!
最後に、読者の方やお客様に向けて伝えたいメッセージなどありますでしょうか?
内呂店長: はい。「タイ料理食べたけどちょっと合わなかったな」とか「こういう系の料理は苦手で食べたことないよ」という方に是非一度来ていただきたいですね。
そして、うちに来たら「タイ料理のどういうところが合わないか?」とかをどんどん言ってほしいです。
それを聞きながら、そのお客様のお口に合うものを見つけてお出ししたいです!
まいぷれ: なるほど。『ウアムファン』さんは、子供の方のファンとかも多いですもんね?
子供さんは、辛いのや癖のある料理はダメっていう子が多そうなのに(笑)
内呂店長: ええ(笑)
「辛くないタイ料理もあるんだね!」とか「子供でも食べられるんだね!」とか言われるととても嬉しいです。
まいぷれ: 内呂店長、長々とありがとうございました!
内呂店長: はい、ありがとうございました(笑)
ウアムファンさんでは
シンハビアとチャーンビアが置いています
いかがでしたでしょうか?
人気タイ料理店の内呂菜穂子店長のインタビューでした。。
実際にお話しさせていただきましたが、内呂店長はとても気さくにお話ししてくださる方で、
また、どんな質問にも丁寧に答えてくださいました。
相手の気持ちを本気になって考える・・・そういったお人柄もお客様を惹きつける要因の一つなのだと思います。
以前、パクチーブームがあったときにはパクチーの仕入れが足りなくなったこともあるそうです。
そんなときに、お客様のつながりでパクチーを大量に栽培している方を紹介してもらい、
その方から新鮮なパクチーを仕入れるようになった、などのお話も伺いました。
そのように、お客様との繋がりをごく自然とつくっていかれる、、
内呂店長の強み・・・のような気がします。
『ウアムファン』さんにまだ行かれたことのない方、
「タイ料理は苦手だけどちょっと興味はあるなぁ」という方、
是非一度足をはこんでみてください!
内呂店長、本日はお忙しい中インタビューありがとうございました♪
【店舗情報】
オープン時期(リニューアル時期) | 2018年10月 |
取材時期 | 2019年1月 |
店舗名 | タイキッチン ウアムファン |
所在地 | 浦和区北浦和1-6-1 |
電話番号 | 048-799-3558 |
営業時間 | 11:30~14:30 ランチタイム
18:30~22:00 平日ディナータイム 18:00~23:00 土曜、祝日ディナータイム 18:00~22:00 日曜ディナータイム |
定休日 | 火曜日は終日定休 水曜日はランチタイムお休み |
禁煙 / 喫煙 | 完全禁煙 |
さいたま市浦和区東仲町8-22 LEON URAWA4階
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